「レバレッジ・リーディング」「レバレッジ勉強法」

「レバレッジ・リーディング」「レバレッジ勉強法」

日曜日にふと入った書店で目に入った本。著者の本田直之氏は「レバレッジ・シリーズ」と題して他にも数冊の本を出版している。面白そうだったので、今回は三冊をまとめ買い。
実は「レバレッジ」という言葉が大嫌いである。良く「レバレッジをかける」という言い回しで、ビジネス関係の書籍にこの言葉が出て来るが、何度読んでもこの言葉の意味が分からない。外来語にありがちなのだが、書いている本人にも意味が分かっていなからではないかと思っている。単に私が阿呆なだけかもしれないが。
そして残念ながらこの本も、「レバレッジ」と言う言葉のはっきりした解釈を、私に与えてくれるものではなかった。他の、もっとこなれた日本語を使えば十分だと思うのだが。
それはそれとして、この二冊の本に書かれていることは、実にもっともなことである。「漠然と勉強する」「漠然と本を読む」ということが、実に無駄の多い作業であり、目的や目標をはっきり持って、事に取り組むだけで成果が違ってくるというのは真実だろう。
ビジネス書なら、速読法をマスターしなくても一日に一冊は読める、というのはすごい。実は何度も速読法に手を出して失敗しているのだが、この本のやり方だとすぐに実行できる。(第一、このシリーズ自体が非常に平易な文章であり、すぐに読める。通勤途中で一冊読むのは楽勝!)
ただ、本を読んだだけではだめで、良いと思ったことはメモにまとめて自分のものにし、実践せよ、という教えも実にもっともである。ただ、本を書き込みで汚して最後は捨ててしまうというのには、ちょっと引っかかりを覚えるが。ビジネス書をすべて参考書と考えれば、もっともなことか?
シリーズを何冊も買うと、ダブり部分が多いように思えて来るが、それも読者への効果を狙ってのことと好意的に解釈することにした。「時間がない」というのが口癖のバイヤーには、お薦めのシリーズである。

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