『失敗したときに、ウジウジしてはいけないのではない。ウジウジすべきか、ウジウジすべきでないか、わかるのが一流である。』

『失敗したときに、ウジウジしてはいけないのではない。ウジウジすべきか、ウジウジすべきでないか、わかるのが一流である。』

多くのひとは「ウジウジするな」という。しかし、調達・購買において、反省は絶対に必要である。他の業務以上に必要である。みなが反省をしないから、この仕事は進化しないのだ。よって、「ウジウジ」悩み、絶対に失敗を繰り返さないと分析することは、無意味とは思えない。むしろ、改善のためには必要であろう。

たとえば、自分担当の調達品が絶望的な納期遅延を引き起こし、ラインストップさせたとする。このようなときにでも「気にするな。悩むな」と指導する上司がいるので驚く。これは徹底的に気にするべきだし、徹底的に悩むべきである。そして、真剣に再発防止策を考え続けるべきである。そうでなければ、調達に進歩などありえないだろう。

しかし同時に、悩んでもどうしようもない問題も、たしかにある。大災害によってラインストップしたとする。そのときに、マルチソース化(複数購買)していたとするならば、たしかにそれ以上はできなかったかもしれない。リスク管理といえども、すべてのリスクをゼロにできるわけではない。このようなときには全力を尽くしたとして諦観すべきなのであり、その諦観を潔く持つことが一流なのである。

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