これからの時代に必要な『商売』の話をしよう②

これからの時代に必要な『商売』の話をしよう②

マクロな金融・財政政策の重要性は強調されすぎることはない。
また、政治解説者やジャーナリストが語る政党間のパワーゲームも、
たしかにこの国を大きく動かしているのだろう。
しかし、国政レベルの事象が理解できただけでは、一個人としての何をやって良いのかわからない。
それにマクロな事象こそがすべてを支配するのであれば、
個人としては何もすることがないと無力感を抱くこともあるだろう。
マクロな状況認識からはじめて、それを読者一人ひとりのミクロな改善に結びつけていくことはできないか。
これがこの『経済とお金儲けの真実』のもう一つのテーマだった。
「結局のところ、読者としては何をすればいいのか」。
そんな当然の疑問に答えられるように、学問知を現場知に落としこむ工夫をたくさん施した。

この本に盛り込んだ内容は、堅苦しいものではなく、読者個人に密着したものだ。
日本のものづくりが没落していくなか、どうすればいいのか。
また個人資産運用のために最適な金融資産は何か。儲け話にどう接するべきか。
自己啓発書は「効く」のか。そして、ほんとうに最適な個人の学習法とは――。
これらを縦横無尽に詰め込んだ。
きっと、読者に驚きを与え、明日から生活に変化をもたらすだろう。
統計から見える日本の真実や、商売の現場で起こっている事象についてもたくさんお話しした。

現在の私たちは漂流者だ。
この数年間、多くのビジネスマンは絶えることのない漠然とした将来の不安と対峙している。
そのあいだ、「ポジティブシンキング」や「努力すれば成果はあがる」というアッパー系のビジネス書を読んでも、すべて徒労だった。そして、「終わりなき不況」「給料減」「産業の空洞化」を経て、たった数年前には予感にすぎなかったその不安や恐怖を、いまでは自分の内臓のように感じている。
私たちが将来について語る言葉は病んでいて、そして弱い。

それならば、いま私たちがもっとも必要なのは「そこそこ幸せになる技術」ではないか。
本書はさまざまな経済事象を縦断したあとに、そのような個人の生き方にも言及している。
トップクラスでなくても良い。個人が工夫して、できるだけ改善して、
それでもダメだったら謝ってまた再スタートすればいい。失敗しても、人生は終わりじゃない。気楽に、軽やかに生きていく技術があればいい。
そのある種の諦観こそが、日本の「これからの時代に必要な」心持ちであり、軽やかに「お金儲け」を実践していくための糧となるのではないか――。最後に著者二人が一致したのは、この点だった。

『経済とお金儲けの真実』
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◇目次内容◇
はじめに
第1章 これからの日本経済でいかに儲けるか
第2章 ウソと誤解だらけの日本経済
第3章 儲けられる人、ダマされる人の違い
第4章 これからの「お金」の話をしよう
第5章 日本に蔓延する「日本人論」のウソ
第6章 今僕たちは何をすべきなのか?
おわりに

◇共著者について◇

・飯田泰之
75年東京生。エコノミスト。東京大学経済学部卒業,同大学院経済学研究科博士課程単位取得中退。現在,駒澤大学経済学部准教授,財務省財務総合政策研究所客員研究員。専門は経済政策,マクロ経済学。主著に『経済学思考の技術-論理・経済理論・データを使って考える』(ダイヤモンド社),『経済は損得で考えろ』(エンターブレイン)など。

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