やっぱり大変なバイヤー業に思うこと~未だ逆風?!

やっぱり大変なバイヤー業に思うこと~未だ逆風?!

あるサプライヤーから興味深いレターを入手した。そのレターの主旨はこんな内容だ。

1.景気の下落で、各社とも軒並み生産規模を縮小している。

2.モノによっては、リードタイムが伸びている。

3.「仕事が少ないから、納期的には融通が利くだろう」という状況ではありません。

要は、前倒し発注を依頼する内容だ。

年度末駆け込み受注へのアクションか?文面通り信じるわけにも行かず、何人かのバイヤー仲間に聞いてみる。すると、景気下落に伴って生産規模を縮小し、実質的に週休五日なんて会社もあるから、リードタイムはモノによって短縮でなく、逆に長くなっているなんて回答が何通もあった。

各社生き残りをかけて必死に今を堪え忍んでいるわけだ。そんな中での選択が週休五日だから、それはそれでやむを得ない。なので、今起こっていることにどう対処するか?をバイヤーとして一生懸命に考えなければならない。いや~この景気後退は追い風!と思っていただけに、今日のレターと、その反応には驚かされたし、ちょっと残念にも思った。でもしょーがない。

景気が良いときは、調達先の確保に奔走して、景気が底でもやっぱりリードタイムのコントロールに苦しむ。そして、今は材料費の変動を製品へどう反映させるかというせめぎ合いのまっただ中で、「交渉不調」とも思える結果も多い。

なんか「丁度ほどよく、忙しくて、儲かって」って状況ないかな?

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