休みに何をするか?を考えるバイヤー

休みに何をするか?を考えるバイヤー

定期的に情報交換を行っているある企業の社長と食事をした。毎度の事ながら、いつも刺激的な話の内容に、学ぶべき点が多い。

今回の話題で、面白かった点が三点。

一点目は、受注が激減し前年度対比で約40%の仕事しかないこと。2月は土日を合わせると週休五日制となっている。週に二日しか出勤しない従業員へ向けて、こんな話をしたそうだ。

1.週二日の出勤日には、いつもより早めに出勤してほしい。

2.週二日の出勤日は、これまでよりも効率を上げて仕事をすることを心がけて欲しい。

3.土日以外の三日間は、勉強して欲しい。

そんな状態だから給料も一部カットを余儀なくされている。その社長も給料は50%カットとなっているようだ。従業員も50%とは言わないまでも給料が減っている。今は耐え忍ぶ時期といっても、なかなかモチベーションの維持は難しい。

話をして数日、社員に面白い変化が現れているそうだ。

これまでもしっかりと成果を出している社員ほど、自分で何かをやっているそうである。パソコンの学校へ通ったり、図書館へ通ったりといった実際の行動へ移しているそうだ。そんな社員は、週に二日の出勤日も、いつもより早く出社して、業務の準備をしたり、関連部門との打ち合わせを行ったりといったことを忠実に行っているらしい。

一方、残念ながら何の変化も無い社員もいるという。こればっかりはどうしようもない・・・・・・とあきらめムードだ。

そんな話を聞いて、これって今の日本の縮図じゃないかな?と思った。

今は不況である。景気は悪い。会社で話をすれば、どうやって経費節減をするか?テレビを見れば派遣切り?!と、何か暗くなる話ばかりだ。でも、景気なんてものは一人ではコントロールできないし・・・・・・と思う。でも、だからといって何もしなくて良いのか?と思うのだ。

きっと、今の状況に対応して、何か将来の芽の出る種を蒔くかどうか?それで将来の行く末が決まるんじゃないだろうか?と思うのである。人数的に、アクションを起こした人>何もしなかった人であれば、少なくとも生き残る可能性は高くなる。

今は歯を食いしばる時期・・・・・・の、実際に食いしばっている生き様を見せられた気がしたのである。

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