共同購買で増える関連部門の責任

共同購買で増える関連部門の責任

ここで述べる共同購買は、とてもネガティブな内容が多くなります。というのも、私自身が、新聞の一面に登場した共同購買活動を行なって、共同購買をする前に思いついた疑問がそのまま解決されることなく、結果共同購買のスキームは、なんら結果を得ないまま瓦解してしまった苦い経験を持っているためです。

新聞で共同購買の事実が報道された翌朝、調達購買部門のメンバーが集められ、ことの経緯が周知されました。新聞記事と同じ内容が説明された後、私は質問しました。

「共同購買を行なって期待されるメリットはなんですか?購入する側での価格が同じになったら、生産する製品も似通ったものとなり、結果販売競争の激化を生むのではないですか?どのように競合メーカーとの差別的優位性を確保するのですか」

回答はこんな内容でした。

「せっかく一丸となって共同購買をやろうとしている雰囲気に水を差すな」

今思えば、回答というか起こった当時の上司も、答えを持っていなかったのです。

仮に共同購買を実現させて、購入価格を従来から下げられたとします。しかし、その共同購買のスキームに参加した企業は、同じ価格で購入できます。すると、価格競争の結果を左右するのは、

・人件費
・製品の優位性

の2点です。この部分での、従来と異なる戦略がなければ、いくら購入側だけの他社と横並びで安くしたところで、不十分なのです。

したがって、共同購買とは、企業間で協業をする一手段で行なうことが重要です。共同購買+なにかでシナジー効果を生むことが重要なのです。

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