大きな買い物に悩むバイヤー

大きな買い物に悩むバイヤー

最近私には大きな変化があった。いちばん身近に感じるのが通勤だ。これまでも幸運にも自動車で通勤していたが、往復10キロ足らずだった距離が、往復65キロに増えた。それも渋滞することで有名な地域を経由するルートでの65キロだ。車の運転が元々好きな私にはさして気にならない距離だが、でも驚くのが毎月のガソリン代・・・・・・これまでの倍では収まらない。

そんな中で思い立ったのが、最近話題のハイブリット車。エコ的にも好ましいし、この際買い換えるか・・・・・・なんて思いを抱き、ディーラーを巡った。私にとって車とは、最近の若者には理解されないかもしれないが、一番のおもちゃである。免許を取得して早20年、今は5台目の車になる。どの車も、その時のライフスタイルに応じて車種を選択してきた。そして今回、である。

今回の購入動機は、

1.地球環境への配慮(大きく出た)

2.燃料代の節約

の2点だ。そして比較的新しいモノが好きな私にとって、ハイブリット車にいろいろな選択肢ができつつある今の状況は、買うには一番の環境かもしれない。でも今回は初めて「節約」という枕詞が伴う。かなり追い風を感じつつ、最近ちょっと色々な文献を読まなければいけない状況だったこともあり、久々にファイナンスの本を開いた。そして、今回の車の買い換えを最新のファイナンス理論(?)に基づいて評価してみたのである。

で、どうだったか?

独り者の私に「動けばいいじゃない」と、まったく心情を理解していないコメントをするパートナーはいないわけで、自分の意志で決められる。これまでも、何となく5年近く乗ったら買い換えてきた私は、非常に軽い気持ちでディーラーを回っていた。リッター39kmの燃費なら、きっと月々の負担も減るはず。投資をして将来のキャッシュフローを勝ち取るつもりだった。

残念ながら結果は惨憺たるモノだった。元々普通の車より高いのもあり、まったくキャッシュを生まない。かえって月々の負担が増えてしまう。まったく「節約」と銘打った購入動機が、もろくも崩れ去ったのである。と、こんな事を書きながら、数字って意思決定を促すな~と思いつつ、でも評価なんかしなきゃ良かったとも思う。だって、おもちゃの将来価値とか、誰も計算しないだろう。

いろいろ改めて学べた反面、何かとっても落ち込むに到ったのである。はぁ・・・・・・でも最近発売されたハイブリット車は売れているんだよな~買った人の購入動機が知りたい!

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