学生との対話(その四)

学生との対話(その四)

今日も学生への説明会。前に座った学生に聞いてみると、土曜日に説明会を行う会社は少ないんだそうです。どうりで数が多い訳だ。
今日は目の前で寝ている学生もおらず、私の説明はあとで数えると全部で8セットに及び、つまり8回同じことを話したということが分かった。さすがに毎回これだけ同じ話をすると、内容を暗誦できるようになってしまう。記憶力の衰えなんてものは努力していない者の言い訳に過ぎないことがわかる。痛いなー、痛い。
ところで言い方はいろいろあるが、「どういった人材を求めていますか?」とか「購買業務に必要な資質はなんですか?」というニュアンスの質問を受けることが多い。多いから悪いという意味ではなく、これはある意味採用担当者であるかもしれない相手にする質問としては、よろしいのではないかと思う。商談ではないのでこちらは正直に答えますしね。
で、これに対する答えは毎年悩んでいて、少しずつ変わってきている。
3年前なら、人柄とか、会計知識をもっていることとかと答えていただろう。去年は、知的好奇心旺盛なこととか言っていたかもしれない。
今は、「向き不向きなんてない。仕事をする上で必要なものは、コミュニケーションなども含めて殆どがスキルで、つまり後天的に獲得できる。そういったことを理解して継続的な努力をできる人と一緒に働きたい。」という答えになります。
ただし、そういう人を獲得するには、採用担当者がそういった人を見抜く「スキル」を持っていることが必要で、そりゃおいそれとは獲得できないような気がする。痛いなー、痛い。
声は枯れるが、やはり学生との対話は楽しい。別に私の会社に入ってこなくても構わないが、説明会でお会いした学生が購買に少しでも興味をもってくれ、バイヤーになってくれれば私は本望である。願わくば、そういう方と購買ネットワーク会の場でお会いしたいものである。

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