小さな世界から飛び立つ

小さな世界から飛び立つ

見知らぬ方から突然のメールを頂き驚いたことがあります。
「どうしても会いたい」とおっしゃるので、お会いしたところ「あなたを採
用したい」とのことでした。
企業の重役の方でしたが、もちろん初対面です。「なぜ私のことを知っておら

れるのですか?」と訊いたところ、「聞きました」と。
どうやら、私の接していた営業マンの一人から噂を聞いたらしいのです。
このことは私にとっては嬉しい事実でもあり、驚きでもありました。
その当時私がいたのは田舎の一工場。そこで、せっせと毎日発注行為をして

いただけの若輩者だったからです。
「どんな小さなところでも、頑張って成果を出せば、名前を知ってくれる人

がいる」。こう書くとたいしたことないようですが、思えばすごいことです。
逆もまたしかりでしょう。
私は営業マンと話していて、少なからず違うメーカーのバイヤーの悪評を聞

いたことがあります。

目の前の営業マンは、良い評判も悪い評判も運んでくれるメッセンジャーで
もあります。そう考えると、日々の営業マンとの接し方も変わってこないでし
ょうか?

もちろん、ビジネスですから営業マンの困りごとにいちいち対応するわけに
はいきません。でも、必死にやることで何らかの見返りがあります。
その見返りとは突然、期待も想像もしていなかったところから現れます。そ
のときに、これまでの成果が別の形で感じることになります。

そして、そのような体験を持っているバイヤーの話を聞いてみたいと思いま
す。希望の購買学、というものがあるのであれば、おのおののバイヤーの中に
物語のように宿っているだろうからです。
劇的な購買になるために

ヘッドハンティングされる日を楽しみにしよう

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