引きずり込まれるバイヤー

引きずり込まれるバイヤー

「・・・・・・ぜんぜん進まないじゃない?だからさぁ~こっちでやりますって言っちゃおうと思うんだけど、どうかな?」

「いいと思いますよ~だってそもそもそれって、購買の仕事だと思うし」

購買部門として、設計部門に引きづられるかたちで選定したサプライヤーに関する話。ある覚書が一向に締結されない現状を憂いて、上司が私へ提案したものだ。本来的には購買部門が主体的にやるべき内容と思っていた私は、思っていることをズバリ口にした。ただし、これからが正念場となる。

そもそも、その覚書は設計側でサプライヤーと話をするから、となっていたもの。もっとさかのぼると、量産価格決定の際しての見積金額の確認で、購買部門の物言いが気に食わなかったサプライヤーが設計へ泣きつき、なぜか価格交渉の窓口も設計になってしまったという過去を持つ、ちょっとありえない案件だ。気に食わない物言いといっても、ある見積費目の明細を出してくださいと言っただけ。別に安くしろ!なんて一言も言わないのにこうなったから、逆に私はそのサプライヤーへの不信感を高めたけれど、最終的にある部分で独占状態にあるそのサプライヤーの意思にあがなうことができなかった苦々しい思い出のある案件でもある。

やりますっ!って言ったから任せた・・・・・・だと、購買部門も同罪である。責任を放棄した共犯者だ。なので、贖罪の意味もこめてと、実際その覚書の締結がこれ以上遅れると、将来的に大きなリスクを抱える結果となる。それは絶対に避けなければならない。

これは「買う」事を、会社としてかなり簡単に考えてしまっている顕著な例だと思うし、こうなった原因の大半は私、バイヤーにあると思っている。従い、いまさら・・・・・・なんて言わずに、甘んじて、積極的に対応しようと思っている。

まず社内の雰囲気は別にして、やはり購買部門としてやらなければいけないことを、他部門へ振ってしまった判断の甘さが挙げられれる。確かに「買う」って誰でもできるけど、同じもの一円でも安いお店で・・・・・・というわけにはいかない。今回のケースでは、今のところそのサプライヤーからしか買うことができない商品なのだ。私は決してそんなことはないと思っているし、実際製作可能性の高いメーカーの発掘にも成功しつつある。自分的には、新しい方へちょっと気持ちを入れすぎたかな~という反省。だって、その覚書締結ってのは、バイヤーだったらあたり前に近い仕事。でも設計担当者にはちょっと難しいかな~という思いもあり、私の中に「やれるものならやってみろ」なんて気持ちもあった。これじゃダメだよね~会社への不利益を容認する行動だったかもしれない。

なんで?!と首を傾げたくなるほどに、購買部門の社内的な立場が低い。でもその改善には、多くの努力と時間が必要・・・・・・う~んまだゴールは遠いなぁ~

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