新製品で儲ける方法

新製品で儲ける方法

「後方支援」のような仕事が殆どとなってしまっていたところ、久々にバイヤーとしての仕事が舞い込んだ。私の所属する会社では極めて珍しいことに、開発部隊からのソーシング依頼である。
話を訊いてみると、開発部隊は「結局何が何個でいくらか?」ということしか購買部門には求めていないことが良くわかった。無理もない。これまではそういうやり方しかしてこなかったのだから。
今回は徹底的にやってやろうと思ったので、「製品の寿命はどのぐらいと考えているのか?価格政策は?ライバルはどこか?」などと質問攻めにし、中期的な調達計画を立案できる情報をできるだけ与えてもらうように依頼した。
「後は部材の業界をリサーチして、こちらの戦略も考えておかなけりゃ」なんてもらった資料を見ながら考えていたら、発売時の予定販売価格と製造原価が小さく書かれているのに気がついた。
見た瞬間に、「こりゃ原価企画に参加するチャンスだ」とわかるぐらい、最初から儲かる訳がない数字がそこには書かれてあった。「こんな製品やめちまえ!」と批判するのは簡単だが、これはあきらかにピンチではなくてチャンスである。
いよいよ実力を問われる舞台が用意されたのかもしれない。

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