景気ってどこまで落ち込んでいるのか?を考えるバイヤー

景気ってどこまで落ち込んでいるのか?を考えるバイヤー

「どうですか?最近儲かっていますか?」

私は人に会うと必ず行う質問である。新聞紙上で好業績が発表された場合は「もう儲かって儲かってしょうがないでしょう?」なんて事も言う。でも「はい、おかげさまで儲かって困っています」とは言われない。好業績の場合など「いや、他の××の事業が良くて、かえって私の所は散々ですよ~比べられちゃって・・・・・・」とこんなさる芝居が繰り広げられる。

話のポイントはその先だ。工場はどう?設計はどうかな?他のお客さんはどうなっている?なんて話を聞いていくと、最後には結構真に迫った面白い、大抵マスコミには登場しない話を聞くことができる。バイヤーをやる醍醐味ってこんな部分にあるのか?位に、面白い話を聞くこともできる。

人から聞く話なので、その発言者の視点、主観が入っていることは否めない。でも「面白い」と感じるのは生の情報だからだと思う。そして最近、そんな面白いはずのいろいろな人とのコミュニケーションの中でも、なかなか暗い話が多くて、マスコミの報道よりも景気悪化を実感するのである。

ただ、そうくら~くなっても状況は好転しないので、明るく楽しく前向きに行きましょう!とか、今はお互い我慢しましょう!と努めて明るく言うようにしている。でないと、何かせっかく会った時間が面白くないものに思えてしまうから。そして「病は気から」の言葉ではないけれど、世の中で景気後退、景気の底割れなんて事が言われる今だからこそ、皆で明るくする事が重要なんじゃないかと思っている。

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