機内検疫を受けるバイヤー

機内検疫を受けるバイヤー

出張では約3ヶ月ぶりの海外。今、上海に来ている。今回は、半分は盛りだくさんで、半分は、一体なんでここにいるのか?と、訪問先によって、期待できる成果の落差が大きくなっている。まぁやれることをやるだけなので、別にいいけど。

最近日本では沈静化したかに見える豚インフルエンザだが、警戒レベルは最高になっているわけで、日本の警戒への姿勢がとっても不思議に思える。今回の出張では、初の機内検疫を体験した。中国にとって、日本は感染者が多い国であり、警戒すべき国ということなのだろう。

まず成田での搭乗時に問診票が配布される。これがまた記入スペースが小さくて書きづらい。記入例の方がA4サイズで立派である。入国カード共に、必要内容を記入する。まぁ突飛な内容はない。連絡先の確認、着席した席の確認、過去に滞在した国・地域、現在の体調といったものだ。記載して到着を待つ。

到着して、ゲートにつけられると、まず防護服に身を包んだ検疫官が飛行機に乗り込んでくる。皆、手にサーモグラフィを持っている。昔、サプライヤーの立ち会い試験で使用したサーモグラフィと似ていたので、同じモノかな?とじっと見つめていると、検疫官にサーモグラフィを隠されてしまった。

検疫官は、乗客の額にサーモグラフィを向ける。そして、少しでも体温に異常があると、唾液の検査を行う。私は幸いにして平常だったらしく、唾液の検査は行われなかった。そんなことが全乗客に行われて約30分、やっと上陸の許可を得る。

晴れて入国!と思ったら、今度は問診票のチェックが待っていた。おざなりの問診票を受け取るだけ、かと思いきや、ここでも一人一人の記載内容を係員がチェックする。これにはやむを得ない処置としても、ちょっとうんざりした。到着便が少ない時間にもかかわらずかなり並ばされたのだ。記載内容の不備を指摘され、その場で直している。もっと効率的なやり方有るでしょ?なんて思い、随分と長く感じた。

やっとの思いで入国し、ホテルへ向かう。いつもの倍以上の時間を費やしている。初めて中国へやって来た時と比べれば、それでもイミグレで並ぶことは少なくなったが、久々に並び疲れた。先に入った同僚の話では、3時間待たされたケースもあるそうで、私などは逆にラッキーだったかもと思った。いずれにしても、一刻も早く沈静化してほしいと思う。

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