次々に文章を書く、たった一つの冴えたやり方

次々に文章を書く、たった一つの冴えたやり方

書籍を24冊ほど書いて、月に何本も連載して、かつメルマガやその他の媒体
でも文章を書いています。そういう私にとって、多い質問が「よくネタ切れ
になりませんね」です。私は、今年はあと2冊ほど出版予定があります。だ
から、そんな話を聞いたときに、フツーのひとからすると「よくネタ切れに
なりませんね」というわけです。私は、その他、新たなセミナーもやってい
ますし、ラジオにも出演しています。

ここで秘密を述べます。「ネタ切れにならない」方法です。それは、「ずっ
とネタ切れ」になっておくことです。これは冗談ではありませんし、レトリ
ックでもありません。恒常的にネタ切れならば、ネタ切れに「なる」ことは
ありません。私など、この10年くらいずっとネタ切れです。だから、常に無
理やり生み出しています。新たにネタ切れになることはありません。嘘のよ
うですが、凡人にとってこれが「ネタ切れにならない」方法です。

逆に、コンテンツを常に貯めようとするひとや、コンテンツをまとめて生み
出さねばならない、と思っている(つまり大半の)ひとにとっては、ネタ切
れになるようです。よく「書くネタが思いつかない」といっています。この
テの人たちは、ネタ切れ体質のひとたちでしょう。そもそも私の講義がそう
ですが、「話すことが貯まったから、話そう」と思うのではなく、「話す機
会があるから、話す内容を考えよう」と考えます。しかし、だからといって
つまらないわけではありません。文豪バルザックだって、借金のためにやむ
なく小説を書いて、むりやり作ったのが傑作となっています。私の例でいう
と、「一日のみの超・調達講座」
http://www.future-procurement.com/product/shijuku/ )はテキスト締
め切りの数時間前から作成はじめましたが、人気を博しました。

くわえて大切なことは、仕事を好きにならないことであろうと思います。よ
く「スランプになった」といいますが、私は一貫してスランプになった経験
がありません。仕事が好きなひとは、スランプになったり、行き詰まったり
するのでしょうが、もともとさほど好きでなければスランプも停滞感も関係
がありません。私は文章を書くとき、常に仕事関係者からリマインドメール
をもらうようにしています。だから義務で書いています。

しかしこの義務で書くのはほんとうに良いのですね。単にやらねばならない
仕事ですから、そこに躊躇はありません。「行き詰まった」なんて甘えた言
葉はいっていられません。私は、身近なひとは知っているとおり、話す仕事
も好きではありません。文章も、話すことも、資料を作成することも、好き
ではありません。好きではないから、逆説的に、ラクになるための工夫がう
まれ、効率化を追求するのだと私は思います。

だから、もしこの文章を読んでいるひとで仕事が嫌いなひとがいたらチャン
スだと思いましょう。きっと、その仕事で1位になれますよ。あなたは客観
視できるひとです。没頭しているひとに比べ、すぐれた成果をあげられるで
しょう。

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