通常のバイヤーを超える!(2)

通常のバイヤーを超える!(2)

「こちらの購買部署に来てみないか」

以前、ある外国人マネージャーに、そう言われたとき、私の一連の活動が報われた瞬間だと分かった。

もちろん、「まだ経験したいことがあるので」と恐縮しお断りしたが、ついに部門を超えて見てくれる人が出現した瞬間だった。

バイヤーとは本来地味な部門である。そして、ときとして設計者の決定にどこまでも左右され、スキルも残らず、注目もされない部門である。

それをなんとかして打破しなければいけない。

仕事を2倍やっていれば、関わる人たちも2倍になる。評価してくれる人の数も2倍になる。

常に、自分の中にある「何か」を昇華させる機会はある。

納期交渉に疲れているのであれば、その納期交渉の過程で感じたつらさや、それを克服する技能を蓄積すればいい。

価格交渉に関して、何かを感じるものがあれば、それをまとめて社内に配布すればいい。

設計者とのやりとりやバイヤーの姿勢について感じるものがあれば、それをみなに話せばいい。

英語が少しできれば、毎日1通のメールを未知の外国のサプライヤーに出してみてはどうだろうか。

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最近、ポートフォリオという言葉について考えている。

株式のリスク分散のために研究された内容なので、多くの人が知っているのだと思う。

一つの株式に集中せず、多くの株式を持つこと。

これが危険を回避し、利を得ることができる方法だ。

もしそれが本当であるならば、バイヤーという職業にとっても、多くの分野に侵食していくことが重要なのではないだろうか。

・朝早く来て、購買関係の勉強をしてみたらどうだろうか
・普段はやりたくないプレゼン資料を作り、各部署にプレゼンをしにいったらどうだろうか
・自分の経験を書き残し、社内で共有化してみてはどうだろうか
・購買関係の勉強会に参加してみてはどうだろうか

なお、私は以前社内でWEBを立ち上げたことがある。そこに、日々思ったことや、サプライヤー情報を誰に知らせるともなく書き続けていた。

すると、徐々に社内の人々に読まれるようになり、社内で突然有名なバイヤーとなってしまった。

老年者ではなく、逆にこういうことは若ければ若いほど柔軟にできるはずだ、と信じている。

現在の業務だけにかき回されるのではなく、その先を見ること。その業務を通じて、違うどこかに適応できないか考えること。違う部署に情報を発信し、その過程の中で今まで誰もやれなかった何かを達成すること。

そして、常に枠を超えて、変化を求め続けること。

最近、多くの日本中のバイヤーの方々からメールをもらったり話したりする機会が増えてきた。

その人たちの中にある志はものすごいものがある。

少しずつでもいい。その志を表現し、行動することで、きっと何かが生じると思う。

「教えられてないからできません!」と叫んでしまうようなバイヤーが減り、とてつもない夢をもったバイヤーが私に衝撃を与えてくれることを心から期待していたりする。

「ここではないどこか」ではなく、今私たちの目の前にある仕事にこそ宝の山であることを忘れてはいけない。

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