量を処理する効用

量を処理する効用

スキルアップを望むのであれば、まず膨大な量の処理に取り組まなければなりません。そんなスキルアップ本を読むよりも、目の前の膨大な仕事に「どうやって効率的に処理するか」との課題を持って、効率的な処理を可能とする経験に勝るスキルはないと考えるのです。

例えばメールの量を考えてみます。

打ち合わせで同僚のPCをプロジェクターへ繋いで説明を受けたり、討議をしたりします。そんなときにちらっと目にする受信ボックスの未読メールの数。先日約5000通の未読数を見て、

「あ、この人はメールを満足に読んでいないな」

と思いました。確かに忙しい人です。5000通にもなれば、もうすべて読むことを放棄してしまう件数です。しかし、一日サボっただけで蓄積する件数ではありません。継続的にサボった(笑)結果の未読件数です。

先日は「2週間、メールを読んでいない」同僚にも出会いました。ちょっと驚きです。インターネットが普及する前は、一週間の海外出張の後、オフィスに戻るのが苦痛でした。1週間分の電話メモとFAXとの格闘が待っていた為です。しかし、メールが全世界ほぼどこでもみられるようになって、そんな格闘にも終わりを告げました。

出張中、会議はありませんよね。私の場合は、出張中のほうが、メールをチェックする時間は増えます。会議がない分、移動中でも10分あれば10通くらいのメールは読み、かつ返信できますよね。これは、当社調べの域をでませんが「忙しい」と口にする回数が多いほど、メールの未読件数が多い調査結果があります。忙しいと口にする数秒でも、短いメールは一件読めます。

膨大な量は、格闘する以外に解決方法はありません。メールにしても、ほんとうに重要な内容は、限られます。しかし、重要な内容を見逃した時の影響は大きすぎます。自分がそうであるように、相手も送ったメールは当然読んでいると考えますしね。私も、読み忘れる、もしくは内容への理解が浅いケースはゼロではありません。でも、その挽回には多くの時間を要します。だったら、目の前の数に格闘するしかないのです。

今、「メール読んでいません」って言い訳、できませんよね?

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