15年前に、私がはじめた習慣

15年前に、私がはじめた習慣

私が22歳くらいのころです。私はお気に入りのビジネス書の著者が語る音源
(CD)を買ってみました。書籍をより理解しようとしたからです。もちろ
んそのときにお金の余裕はありません。しかし、勉強にお金を惜しんでいけ
ないと思っていましたから、ほぼすべてを学習につぎこんでいました。当時、
私は兵庫県の長田区にいたのですが、寮で教材を聞いたり、書籍を読んだり
するのに時間を費やしました。

大げさですが、それが私をブレイクスルーさせることになります。というの
も、著者のノウハウだけではなく、語り口や態度もいつの間にか真似してい
たのです。よく、「友だちを5人ほど思い浮かべろ。その5人の平均年収が
君の平均年収だ」といいます。おそらくノウハウとか知識レベルもおなじで
しょう。ほんとうは凄いひとたちに囲まれるにこしたことはありません。し
かし、教材があれば、著者が私のそばに居てくれる気がしたのです。

真似、あるいはパクリ、は、最大の学習機会です。これは心から思っていま
す。もちろん最初は、ほんとうに役立つかわかりませんでした。しかし、ず
っと継続してきて、これは極上の勉強法だと私は確信しています。私は、新
刊『仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。』
http://www.future-procurement.com/jump/shigoto)でこう書きました。

<お気に入りのビジネス書著者がいるかもしれない。手始めに、さまざまな
講演CDやらDVDなどを買い漁るのが良い。また、現在では著者の講演C
Dつきの書籍が多く売られている。これも買い漁ろう。

ちなみに、ぼくはおそらくこれまで300万円ほどは講演音源に費やしてい
る。しかし、ぼくが出会ったなかで最高は1600万円を使ったひとがいて、
リストを見せてもらったところ、ありとあらゆる話者の講演音源が載ってい
た。

定性的になってしまうけれど、自己投資は払ったお金以上は必ず返ってくる。
株やFXなどに投資するより100倍は確実にリターンが見込めるだろう。
よってまったく躊躇する必要はない。たとえぼくと同じく300万円かかっ
たとしても、すぐに取り返せるし、株やFXと異なり、講演力が身につく。

講演の分析手法はこうだ。まず読書と同じく講演を愉しんで聞く。本と異な
り、基本的に音源は話者のスピードにあわせなければいけないものの、iP
odなどの倍速機能を使えば2~3倍速で聞くこともできる。通勤中や散歩
中など、とにかく聞きまくる。

そうすれば、きっと面白い講演と出会うはずだ。前述のようにあなたが面白
いと思う事実こそが重要だ。とはいえ、個人的経験では2万円も払った講演
CDがあまりにつまらなくて驚くケースが多い。しかし、その程度でも仕事
になるのかと大いに励まされる。また、講演の内容も当然ながら聞くので、
学習にもなって一石二鳥だ。>

そしてもうひとつ重要なこと。それは……。

私はビジネス書の著者になったつもりで、目の前の問題をどう取り組むか考
えるようになりました。しかも、自然に、です。自慢話かもしれません。た
だ、26冊もの書籍を書ける底力は、こうやって獲得してきたと思うのです。
まさに、継続は力なのかもしれません。そして私はもちろん現在も続けてい
ます。これが最高に投資対効果の高い方法だからです。

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