4-(4) 適切な荷姿を決定する<基礎知識>

4-(4) 適切な荷姿を決定する<基礎知識>

製品を輸送するとき、荷姿には下記のような条件が求められます。

・ 製品の品質が保持できること

・ 効率のよい積載で費用を最小限化していること

・ 開梱しやすいこと

・ 注文番号や製品番号の表示・識別の徹底

・ 梱包材は繰り返し使用できること(環境対応)

厳重に何重も梱包すれば、確かに品質は確保できますが、それでは費用もかかってしまい大量の廃棄物も発生します。開梱の作業効率も悪化するはずです。

大切なのは、品質を劣化させないレベルで、ムダを省いた荷姿にすることです。そのためには、バイヤーやサプライヤーが単独で決定せず、受入れ部門を交えて話し合い、ときには何通りかの荷姿を試みることになります。

加えて、製品を開梱したときに梱包材を捨てることは環境対応の側面から言えば非常に好ましくありません。何度も納入される製品であれば、専用台車や専用袋・専用容器などを作成し、何度もリサイクルできないか考慮すべきです。

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