6-(6) 毎期のコスト低減をいかに決めるか<基礎知識>

6-(6) 毎期のコスト低減をいかに決めるか<基礎知識>

既存サプライヤーに継続発注を行うか決める際に、毎期のコスト低減実績を参考にすることになります。

毎期のコスト低減とは、先期まで100円で購入していた継続品を95円で購入できることにすることです。各領域で期毎に何%ほどのコスト低減を目論んでゆくかは、企業全体戦略や事業戦略からブレークダウンされます。市場にコスト競争力のある製品を提供するために、原価の改善比率が決定されるのです。

サプライヤーにしてみれば、継続受注することで生産効率が向上したり、設備の償却が落ちたり、製品費に含まれていた開発費が回収完了することにより、コストを下げることができます。

また、バイヤーもそのような改善活動を確実に進めることのできるサプライヤーを発注先として選定してゆきます。

一般的な傾向として、経常利益率の良いところや発注総額の多いサプライヤーは毎期のコスト低減率も高く、逆に経営状態が悪化しているところや発注総額の少ないサプライヤーはコスト低減率も低くなります。

現実的には、コスト低減率が低いサプライヤーに対しても継続発注せざるを得ないときが多く、理屈も理論もない交渉に終始しがちです。いかにコスト低減回答をサプライヤーから引き出すかがバイヤーの仕事となります。

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