7-(6) サプライヤーに適切な利益を確保させる「雑感」

7-(6) サプライヤーに適切な利益を確保させる「雑感」

本文中で書いたように、営業マンは何かというと「全然儲かっていません」とか「赤字だらけです」と言ってくることが多いようです。確かに「儲かりすぎです」などと言うと、こちらも「じゃぁ安くしてよ」とツッコミを入れたくなります。が、それにしても全く儲からないのであれば、こちらに営業活動をしに来ないだろう、と当然の疑問が浮かびます。

どこか「儲かっていることは口に出してはいけない」という気持ちでもあるのでしょうか。おそらく「金儲けは自慢できない」という日本人の特性もあるでしょうし、これまでのバイヤーの対応も悪かったのでしょう。

私だったら「全く儲かっていない」と言ってしまうのは、なんだか自分の無能さを露呈させているようで恥かしいように思うのです。いかがでしょうか。

利益を確保させるためには、まずサプライヤーからの正直な見積りの提示が必要なことは言うまでもありません。であるならば、やはりサプライヤーとの関係において素直に言ってくれることが最低限でしょう。素直に言ってくれたところには素直にさらけ出して対応する。理想論が過ぎると言われるでしょうが、何よりも重視したいところです。腹の探りあいの状態では、世界での競争にお互いが力を合わせて闘ってゆくことなどできるはずもありませんから。

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