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 "調達・購買担当者が真に必要な交渉ツール
を活用し、交渉ベタの調達・購買担当者が
たった
3時間で一流の交渉人になり、
社内外を動かすようになる
ノウハウ。
他者から協力してもらわねば成果が出ない
調達・購買業務を変える、誰も語らなかった

「ほんとうの交渉力」
"


From:
5月6日午後1時
東京都千代田区

なぜこれほど多くの調達・購買担当者が交渉ベタに悩んでいるのでしょうか。

世の中には交渉にまつわる教材がこれほどあふれているにもかかわらず、いったい企業の調達担当者はいつまで交渉で困り続けるのでしょうか。

おそらく、
理由は二つです。

これまで悩んできたのは調達・購買担当者のせいではありません。これまでの交渉教材やセミナーが実務にあてはまらなかったことと、いっぽうOJTでも適切な交渉方法について学ぶ機会がなかったためです

理由1:これまでの交渉教材やセミナーに問題があった

多くの調達・購買担当者が「交渉術」のたぐいの書籍やセミナーを読んだり学んだりします。しかし、実はそれらの大半は一般ビジネスパーソン向けであり、調達・購買担当者向けのものではないのです。そもそも調達・購買担当者向け交渉セミナーは多くありません。しかも、さらに問題は、一般ビジネスパーソン向けのセミナーをやっている講師自身が、さほど交渉上手ではないことです。

「私は交渉のプロフェッショナルです!」

とおっしゃるひともいますが、そもそも調達に関わっていないひとたちです。その証拠はありませんし、役立つかもわかりません。むしろ、話を聞いていて、交渉がほんとうに上手なのか疑ってしまう講師もいます。交渉についての重要性を語るひとがたくさんいますが、ほんとうのところはわかりません。

つまり、ほんとうにその講師が交渉で成果をあげているかはわからないのです。その通りにやっても、みなさんに役立つかどうかは不明です。言いすぎかもしれないものの、

みなさんは騙されていた
と言ってしまってもよいかもしれません。繰り返しますが、私は調達・購買担当者向け交渉セミナー全般を批判していません。いわゆる巷にあふれる一般ビジネスパーソン向け交渉術のたぐいを、調達・購買担当者がそのまま使うあやうさと、盲信の危険性を述べています。

この問題点について、さらにお話します。私の立場をハッキリさせておきますと、

「交渉だけに頼る調達・購買担当者は無能だ」

と思っています。

一般ビジネスパーソン向け交渉学や交渉術のセミナーでは、さも「交渉だけでなんとでもなる」とイメージを植え付けます。そんなはずはありません。調達・購買担当者にとって交渉はあくまでも一つのツールであり、その他が何も不要なんてことはないのです。原価を計算したり、見積書を査定したり、生産技術を学んだり、サプライヤを探したり……と重要事項はたくさんあります。それらのさまざまなステップを飛ばして、交渉のみで成果をあげようというのは間違いです。

たしかに、交渉だけでうまくやっている担当者もいないわけではありません。しかし、長続きしません。調達担当者に求められる広範囲な知識をしっかりと獲得したあとに交渉にあたるべきです。したがって、私は交渉だけでなんとかなる、といったたぐいをお話しません。必然的に、他の交渉セミナーなどとはトーンが異なります。

調達・購買では、あくまで交渉力は武器として使う
もちろん使い方しだいではその武器は強力なものになる

と認識するわけです。私は書籍で「
交渉なんて要らない」とあえて過激に書いたことがあります。もちろんそれは極端に書いたものの、真意はそこにありました。

また、交渉術のたぐいでよく目にする
アメリカ流交渉術とか、ハーバード流交渉術とか

にも注意しておいてください。というのも日本人はいつも海外からやってきたノウハウが好きで、凄いものだと思ってしまいます。しかし、海外から来たもので、凄くないものはたくさんあります。日本のノウハウが優れている例はたくさんあります。しかも、ここは日本ですし、みなさんは日本にある企業で働いています。外資系・日系にかかわらず、日本人と交渉するケースが大半でしょう。

もちろんアメリカのノウハウを使えるものは使えばいいのです。ただし、アメリカのノウハウだけがすべてとは思わないほうが良いはずです。日本にそのままあてはめられない術もありますし、何より文化も違います。

見積書をもらったら、大げさに驚きなさい!

なんてことを教える先生がいますが、そんなこと日本でやるんですかね、ほんとうに。すくなくとも私はやるつもりはありません。私は平凡な日本人です。

そして、私は平凡なサラリーマンでした。

調達・購買部門に配属されたとき、なんのスキルも能力もありませんでした。あまりに覚えが悪く、先輩たちから怒られ続けていました。つまり、マイナスからスタートしました

そこから調達・購買関係のノウハウづくりに猛進してきました。その結果として、33冊もの書籍を執筆してきました。


33冊の本を執筆(2019年5月時点)


おそらく調達・購買関係で私以上に書籍を出版するひとは、今後も出てこないでしょう。それほど全身全霊をかけてこのノウハウ化に取り組みました。私もかつては「現状を変えることができず、悩み続けている担当者」の一人でした。そこから、まずは自分自身を救うために、現状の業務を改善せざるをえなかったのです。そして、書籍にすることを通じて、全国の調達・購買業務引き上げを考えてきました。

マイナスからスタートして特殊なスキルも能力もない状況から、いかに調達・購買担当者のレベルアップを図っていくか――。これをお伝えできるのは、

私しかいない

と確信しています。

理由2:これまでのOJTに問題があった

多くの調達・購買担当者が交渉で上手くいかない理由のもう一つは、大手企業や先輩の模倣をするからです。本屋で売られている交渉術系の本を読んでも、たくさんありすぎてよくわかりません。しかも、そのなかでは、大手企業だけの経験から書かれているものもあります。私も出身は大企業です。ただ、零細企業の経験もあります。大手企業出身者が書いた交渉術は、「交渉によってWin-Winの関係を目指せ」とされています。

しかし、

ここで問題があります。

企業によって交渉力が異なる。これが現実です。もちろんビジネスにおいては公平が基本でしょう。しかし、実際は中小企業の交渉力は大企業に比べて弱いものです。「Win-Winの関係を目指せ」といわれても、Win-Winどころか、リソースの奪い合いになってしまう交渉も、多く存在します。これが現実です。

もちろん、それでも大企業は交渉力の強さを活かして、勝利するかもしれません。でも、これらの書籍のほとんどが「大企業だから成立すること」なのです。交渉力の強い一部の大企業だけが使える内容です。しかし、多くの方々はそうではありません。

交渉力がない立場でなんとか、必死に調達を実施しています

よって、現場の調達担当者には参考にならないことが多々あります。何百億円を調達する、あるいはすべて系列グループからの調達など、それなら交渉力も勝手にあがるでしょう。それはレアケースです。私たちに必要なのは、もっと現実的な、通常の企業が使える交渉術であり交渉スキルです。

また、同様のことは先輩にもあてはまります。これまで調達担当者のOJTでは先輩の交渉を見て、それを真似てしまうのです。もちろん、すぐれた伝承ということもできますが、それがゆえに、先輩の我流をずっとひきずってしまうのです。また、先輩には先輩の性格や人間関係の歴史があります。同じことをいっても、そのキャラクターがゆえに相手に受け入れてもらえることもあります。人間関係ができあがっていたとしたら、多少なりとも厳しいことを言っても、大丈夫です。信頼関係の歴史があれば、失言も許されます。しかし、それらをすっ飛ばして、後輩が先輩の真似をしてもうまくいくはずがありません。

他の本や、他のセミナー、OJTの悪口を言うな!

はい、その通りです。しかし、まさに私が現場担当者だったときに悩んでいたテーマなのです。もっと、具体的で汎用的な交渉力がどうやって身につくのか。そして、大企業でもない立場で、どうやってうまく交渉できるのか、と。真剣に悩んでいたのです。だから、

Win-Winの関係を目指せ!」「緻密な交渉計画を書け!

といわれても、そもそもWin-Winになりようもないときにどう考えればいいのか、どう対応すればいいのか、わかりませんでした。また、交渉計画書なんていちいち書く時間がありませんでした。そもそも、交渉のプロは毎回Win-Winを目指しているのでしょうか。そして、毎回のように交渉計画書を書いているのでしょうか。

つまり、このような凡人の、そして素人の疑問に答えてくれるものではなかったのです

私が今回お話しする……
調達・購買担当者のための
「交渉力基礎徹底習得」ノウハウ

では、交渉力ゼロからスタートして、具体的に何を考えればいいのか。そして、どんなツールを使えばいいのか、どうやって「プロとして恥ずかしくない交渉力」を身につけることができるのか、実務的・実践的な内容に絞ってお話しします。対象は、調達部門に転属なさって日の浅い方々、あるいは新入社員の方々、もしくは交渉力の基礎をふたたび学びたい方々です。

アメリカ流とか、ハーバード流とかの講師が話すような、海外の事例だとかはあまり出てきません。でも、私自身が現場の調達担当者でしたから、ドロドロとした、美しくない話はたくさんお話しします。調達担当者にとって最適な交渉講座だと思います。

アメリカ流とか、ハーバード流とかだけをふりかざさず、「交渉力の本質」を身につけていただきます。

おそらくカッコいい話にはなりません。泥臭い話でよければ…

お聞きください。

ここで、さらに私自身のことをお話します。みなさんから「いきなり何を言っているんだ?」「バカじゃないか」と思われるかもしれませんし、くだらないと思われるかもしれません。ただ、ここで私は調達・購買で身につけた交渉力は、自分の人生を拓くのにも使える、という話をします。

私はほんとうにロクでもない社員でした。繰り返すと、調達・購買部門に配属されたとき、なんのスキルも能力もありませんでした。とすれば会社に依存するしかありません。仕事を繰り返しては、毎月25日の給料日までなんとかやり過ごす日々を送っていました。

そもそも私は文系学部の出身です。技術もわからなければ、とくに自慢すべき点もありません。調達・購買部員は「縁の下の力持ち」といえば多少はカッコいいものの、実際は社内からは奴隷のようにこき使われる日々が続いていました。むしろ、仕事なんてささっと終えて遊ぶ時間が増えたらいいな。そんなことばかり思っていました。

調達・購買とカッコよく言っても、結局は何もできない社員

だったわけです。嫌なことでも我慢しました。与えられたことをいやいやこなす。それしかありませんでした。

しかし、あるとき、業務の不思議さに、ふと立ち止まりました。この「目の前の業務を不思議だと思うこと」が、私の人生を変えることになりました。そのとき不思議でたまらなかったのは、このようなことです。ある調達担当者が交渉したら100円にしかならないものも、違う調達担当者が交渉したら95円になる。この不思議です。

逆もそうです。ある営業マンが売ると100円にしかならないものも、違う営業マンが売れば110円になります。これほど不思議なことがあるでしょうか。いや、私にとっては、それが不思議とすら思われず、当たり前だと思われていたことが不思議でした。

先輩たちにどうすれば安く買えるかを訊いてみました。それっぽいことを教えてくれたひとたちは何人もいます。ただ、そのどれもが曖昧で定性的に私には思えました。どうすればいいのか。たしかにKKD(勘・経験・度胸)は必要でしょう。「やる気だよ」と教えてくれたひともいました。しかし、それはスローガンであって技術ではありません。

やや定量的だったのは、「相手に8割くらい話してもらって、こちらは2割くらい話すのが良い」と教えてくれたひとがいたことです。ただ、発言者はその真偽を調べたのでしょうか。調べたことはない、とのことでした。その8割とは話す時間か、あるいは内容のことでしょうか。それもわからないとのことでした。

そのころ、交渉術に関する本も読みあさりました。「こういう場合にはこう返しなさい」「こういう状況のときは、こう質問しなさい」……。覚えることが多すぎてとても身につきませんでした。おそらく交渉ルールなるものを覚えていられるひとは、なにもせずに優秀なひとなのでしょう。

そこで私は交渉上手といわれていたひとたちの交渉を20人ぶんほど録音してみました。ICレコーダーのボタンをこっそりと押して、あとでそれを分析したのです。分析してはじめてわかったことがあります。優秀な交渉者は意外におしゃべりが多く、「相手に8割くらい話してもらって、こちらは2割くらい話すのが良い」鉄則を守っていなかったのです。おそらくこれはみなさんの感覚とも合致するのではないでしょうか。

ほんとうのポイントは「質問回数」でした。凡庸な交渉者は、30分で5回ほどの質問しかできません。ただ、優秀な交渉者であれば30分で10回ほどの質問をくりだせます。「~ということは、~いうこともいえますよね」とか「もし~だったら、~なりますか」といったような、一見すると質問に見えないときもあります。ただ、そうすることによって、意識的にもあるいは無意識的にも、相手から情報を吸い出していたわけです。

考えてみれば当然で、凡庸な交渉者が2回かかるところを1回の交渉で決めてしまえば、それは優秀な交渉者です。そこから、私は会話のなかで30分に10回ほどの質問をすることにしました。これであれば、難しい交渉ルールなど覚える必要はありません。ただ、この体験をもとに、さまざまなことを分析していきました。

製造業の現場には作業標準書があります。作業標準書とは、ものづくりの手順を示したもので、そのとおりにやれば品質・時間・価格を順守することができます。つまり、私は自分なりの作業標準書を作成したわけです。

そのような分析を重ねていくうちに、私は本を出すことになり、33冊を数えました。

この経験から私は、まずは業務を徹底的に分析することが重要だと思っています。アメリカ流とか、ハーバード流とかではありません。ドロドロとした現場、目の前の現実、そして現物――。これらを徹底的に洗いなおすことが大事なのだと思っているのです

少しは、他の調達・購買系講師とは違うタイプの人間であることをご理解いただけたでしょうか。

多くの調達・購買系の講師はまともです。でも、交渉術の講師のなかには現場でこれほど徹底的に考え抜くことなく、講義をしているひともいます。考えぬいていない、苦しみ抜いていないひとに、講義をしてほしいですか? どう思われますか? 

私だったらイヤです

もちろん、これ以上は言いません。不快になった方、お詫び申し上げます。反省いたします。ただ、私は
現場の調達担当者の気持ちが誰よりもわかると思っていますので、それゆえの発言だとお許しください。

もちろん、私だって、難しい交渉理論に興味がないわけではありません。実際に、これまで何度か、衒学的な交渉講義をやったこともあります。しかし、そのほとんどが「難しい」「使えない!」と苦情をいただくことになりました。やはり、講義は使えるノウハウをお伝えしてナンボです。その一点を失念してしまうと、大学の授業、MBAのようになってしまいます。

そこで私は、自分が講義するならば、絶対に欠かしてはいけないポイントを常に心にとどめています。

理論だけではなく、
しかし机を叩くだけの交渉ではなく、
真に使える交渉力を伝達する

ことです。私たちに必要なのは、現場のKKD(勘・経験・度胸)だけではなく、かといって高度に知識化・理論化されたものではなく、その中間です。KKDだけに頼るのではなく……。理論だけに頼るのでもなく……。

私たちはリアリスト(現実主義者)ですから、その両方を実務に従って、「いいとこ取り」すればいいわけです。その両者をクールな視点から取捨選択した、

実践的交渉力

を身につけるということです。

この講義は「これさえあれば大丈夫ですよ」とか「これさえ習得すれば何も他のスキルは不要ですよ」とか、ウソ八百並びたてるような詐欺的内容ではありません。総力戦が必要なのです。

それを、調達・購買担当者のための「交渉力基礎徹底習得講座」ではお話ししていきます。

"調達・購買担当者が真に必要な交渉ツール
を活用し、交渉ベタの調達・購買担当者が
たった
3時間で一流の交渉人になり、
社内外を動かすようになる
ノウハウ。
他者から協力してもらわねば成果が出ない
調達・購買業務を変える、誰も語らなかった

「ほんとうの交渉力」
"

はい、ここまでお読みいただいた方であれば、おわかりでしょう。正確には「一流の交渉人になり、社内外を動かす、
そのキッカケをつかむノウハウ」です。そして、そのキッカケとは、大きな一歩であることは間違いありません。

今回、この内容をDVDという形で、でみなさんにお話しすることにしました。

ふたたび申し上げれば、この講義の内容は、ドロドロとした現場の交渉力です。綺麗な大学の机で受講する、頭のいい人たちが考えたものではありません。作業着を着て、汗をかきながら、サプライヤと対峙している人たちへの交渉力です。罵倒されたり、無理な条件をつきつけられたり、にっちもさっちもいかない、そんな悩みを抱えた調達担当者への交渉力です。

私は、これまで考えてきた交渉力・交渉術のすべてを1日のセミナーでお伝えしようと思います。現場で実際に問題と格闘している坂口孝則が講師を務めます。座学だけではなく演習を取り入れており、受講者が知識を定着できる工夫をほどこしています。

・内容:DVD教材「調達・購買担当者のための交渉力基礎徹底習得講座」
・講師:坂口孝則
・付属物:DVD+テキスト+交渉帳票類

いますぐ調達・購買・資材担当者のための
「交渉力基礎徹底習得講座」を購入する


このDVDでは、何をお伝えするのか

講義のアジェンダは次の通りです。

対象者:
・調達部門に配属された新人の方、転入者の方
・調達・購買業務の基礎を学びたい方
・交渉力の基礎を学びたい方(特に業務歴の浅い方)

セミナー概要:
調達・購買部員が必要な交渉力・交渉術。すべての交渉がWin-Winになるはずはありません。困ったとき、要求をつきつけられたとき、調達・購買部員としてどう対応すべきか、そしてどう交渉すべきか。交渉基礎力として身につけるべき内容をご説明します。新任バイヤー、調達経験の浅い方、交渉基礎知識を習得したい方におすすめです。

第1講.交渉とは何か
・交渉とは何か、何を考え交渉すればいいのか
・調達・購買の交渉と、個人の交渉の違いは何か
・小手先の交渉術は役に立つのか、これまでの交渉術の問題とは


ここでは交渉の本質についてお話します。交渉とは、ミクロなレベルでは個人間の利害を調整し、マクロなレベルでは国家間の利害を調整します。私たちが関わるのは、企業間の利害を調整するものです。ここで注意すべきは、たしかに私たちは個人間の交渉を行うわけではないのですが、完全に企業間の交渉でもないことです。ここがこれまでの交渉術で抜けていた観点でした。交渉相手は企業に属するひととはいえ、一人の個人です。私たちは、企業の利害と同時に、交渉相手個人の満足条件すらも考慮する必要があります。

そして、私たち調達・購買部員がとくに交渉で気をつけるべきことをお話しします。調達・購買とは、簡単にいえば、他者から動いてもらわねばならない仕事です。長期的、かつ安定した調達は当然として、社内からも協力を得ねばなりません。そのためには、小手先の交渉術ではなく、骨太な交渉が必要です。そのあたりをじっくりと解説します。

第2講.交渉の種類を理解する
・Win-Win交渉
・Win-Lose交渉
・Lose-Lose交渉
・No Deal
・調達・購買担当者は交渉種類をどう見分ければいいのか
・調達・購買交渉におけるジレンマとは何か


ここでは、交渉の種類をお話します。「Win-Win」とよく言うものの、その定義についてハッキリと語れる人はいません。また、Win-Winといっても、さまざまなWin-Winがあります。100の果実をもたらすWin-Win交渉なのか、1の結果しかもたらさないWin-Win交渉では、まったく違います。さらに、「Win-Winを目指せ」といったところで、「Win-Lose」や「Lose-Lose」になってしまう交渉も現実には多くあります。その交渉の線引きを、実際に調達担当者はどう見分ければよいのか、についてお話しします。

こう書くと、一般の交渉術セミナーと同じと思われるかもしれません。しかし、ここでは私自身の失敗経験を含めて、できるだけリアルなお話、そして役立つ話を展開していきます。

第3講.交渉の基本、交渉の種類別対応策を学ぶ
・BATNAを想定する
・ZOPAを把握する
・SCQA分析を把握しておく
・Win-Win交渉では価値の最大化を狙う
・信頼関係によって交渉結果は異なる


調達・購買担当者の交渉で重要なのは、「落とし所」を用意しておくことだ、と言われます。しかし、それはほんとうでしょうか。落とし所を用意するのは当然ながら、それにがんじがらめにされすぎる例を見てきました。落とし所があると、つい、そこまで妥協してしまうのです。しかし、本来、落とし所は最終ポイントのはずで、できるだけ自分の取り分の要求を遠慮すべきでありません。

BATNAとは交渉合意の代案のこと、ZOPAとは相手との合意可能領域のこと、SCQAとは工業の状況・障害・疑問・回答を分析するものです。でそれらの本質的な意味を説明するとともに、調達・購買担当者のためのケース別交渉方法をお話します。私はアメリカ流とかハーバード流とかに注意してほしいと述べました。これはアルファベットですので、もちろん外来のものです。同時に「アメリカのノウハウを使えるものは使えばいい」。と書いたとおり、役立つ知識を抽出して述べていきます。

第4講.交渉戦術を学ぶ
・(1)調達担当者のための心理的交渉術
・(2)調達担当者のための論理的交渉術
・(3)その他交渉術


最後に、交渉戦「術」についてお話します。ここは、やや定性的な側面が多いかもしれません。心理的な内容、あるいはロジカルシンキング的な説得術についてお話しします。これは交渉力というよりも、それを補完する技に近いかもしれません。しかし、単なる論理を超えたところに、交渉の優劣があるのも事実です。頭のいい秀才よりも、人間味あふれた方々のほうがよっぽどすぐれた結果を残すこともありますよね。その現実から私たちは目を離すわけにはいきません。超・論理として、いかに私たちは交渉相手を説得すべきなのか、最後はこの脱・教科書的なる内容をお話ししていきます。

おそらくこのパートだけでも、これまで語られなかった内容である以上、大変な価値があるはずです。

こういった講義内容を考えています。
これらは単なる座学ではありません。そのほとんどに演習を設けており、実践さながらの状況で交渉力を身につけていただきます。このアジェンダは一部を示したものです。たくさんの情報をお渡ししますので、ぜひ、みなさんも真剣にお聞きいただければ幸いです。

今回は、何度もいうとおり、交渉の重要性をしっかりとお伝えするものです。

お申込みについて

いますぐ調達・購買・資材担当者のための
「交渉力基礎徹底習得講座」を購入する

今回のDVDは、これまで語らなかった交渉をフォーカスして発売するものです。これまで私のことをできるだけ正直にお話してきました。長々と申し訳ございませんでした。ただ、この「調達・購買担当者のための交渉力基礎徹底習得講座」では、ノウハウを出し惜しみなくお伝えします。

また、おそらく多くの方は会社の経費でご購入になると思います。このような言い方は失礼かもしれませんが、会社のお金で学ぶことができるのは、最高のチャンスです。なにもあなたに失うものはありません。あとは楽しんでいただくだけです。

新たな知識やノウハウ、そしてツールを得ることができるのであれば、教材よりも安い投資はありません。
私が新人のときに聞きたかった講義を実施しています

・内容:DVD教材「調達・購買担当者のための交渉力基礎徹底習得講座」
・講師:坂口孝則
・付属物:DVD+テキスト+交渉帳票類


いますぐ調達・購買・資材担当者のための
「交渉力基礎徹底習得講座」を購入する

追伸1.真面目にお聞きいただける方、よろしくお願いします。

これまで、私の想いを正直に申し上げてきました。よって、この私の申し上げた内容に賛同いただける、そして真面目にお聞きいただける方を募集いたします。冷やかし客の方々をお呼びしたいわけではありません。最初から疑いの目をお持ちの方は、申し訳ありません。今回はご遠慮ください。真剣にお聞きいただける方によろしくお願いします。私も真剣で、真面目だからです

追伸2.これからの調達・購買部門の役割は多くの利害関係者との調整です


これまでであれば、調達部門単独でも仕事ができたかもしれません。伝票を右から左に流すだけであれば、なんの調整力も不要です。しかし、いまはそうではありません。さまざまな意見をもった関係者をまとめあげること、そして創造的解決策を提示すること。それがこれからの調達・購買担当者にとって必要です。しかも、その説得対象はサプライヤだけではなく、社内にも、グローバルにも広がっています。この流れが止まることはないでしょう。私たちは、次世代を担う者として、ここから逃れられません。利害調整能力を学ぶ必要があるのです。

利害調整、そして交渉では、基礎が大切です。基礎があってはじめて、応用ができます。しかも交渉は、ビジネスシーンのすべてに存在します。私が調達・購買担当者のための「交渉力基礎徹底習得講座」開催するのは、そのような理由からです。

せっかくすぐれたひとでも、少し交渉力が不足していることで、業務がうまくいかないケースがあります。大げさと思われるでしょうが、私はそういった一人ひとりの調達担当者のレベルを底上げしたいと思っています。ぜひ、「調達部門に配属された新人の方、転入者の方」「調達・購買業務の基礎を学びたい方」「交渉力の基礎を学びたい方」お越しください。

楽しく、そして真剣に自分自身をスキルアップしたい方へ。熱くお伝えします。

日本じゅうの調達・購買部門の地位向上のためにも、まずは基礎をしっかりお伝えしたいのです。

最後までお読みいただきありがとうございました

・内容:DVD教材「調達・購買担当者のための交渉力基礎徹底習得講座」
・講師:坂口孝則
・付属物:DVD+テキスト+交渉帳票類

いますぐ調達・購買・資材担当者のための
「交渉力基礎徹底習得講座」を購入する

ぜひ、DVDでお会いできれば幸いです。よろしくお願いします。