「すぐれたサプライヤー」はこちら次第

「すぐれたサプライヤー」はこちら次第

サプライヤー評価として、 QCDという指標があります。
Qは品質。 Cはコスト。 Dは納入。このように複数の側面から客観的にサプ
ライヤーを評価していこうというものです。
最近は、これにもう一つの D(=開発力)を加え、 QCDDで評価していこう
という風潮が広がっています。
あるとき私が新製品に使う半導体のサプライヤー評価を上記の尺度で実施したことがあります。
そして、一位のサプライヤーにコンタクトしたのですが、結果は惨敗でした。
その評価の結果が間違っているとは思いませんでした。
単に、そのサプライヤーが、遠まわしに「その程度の数量じゃオタクには売れない」と言ってきたわけです。
どんなにこちら側の製品の将来性や魅力を語っても無駄でした。
おそらく、この QCDD評価には最も大事な点が抜けもれているという思いを抱き始めました。
それは P(=ポジション)という尺度が抜けているということです。
相手企業における、こちら企業の事業戦略上の位置づけはどうか?営業対象に入っているか?そういう側面が入っていなかったのです。

極論ですが、サプライヤー企業の方向性と、バイヤー企業の方向性が外れて、
さらに営業ターゲットにも入っていない場合、おおくの商談は破綻します。バ
イヤーが何度問いかけても徒労に終わるでしょう。

こちら側の都合だけではなく、相手企業の立ち位置も考え、真に公平な取引
を模索することこそが今求められています。

こちらと取引する気もないサプライヤーの資料をどんなに量産しても、それは時間の浪費にすぎません。
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