事件は会議室で起こっているんじゃない。商談室で起こっているんだ②

事件は会議室で起こっているんじゃない。商談室で起こっているんだ②

どちらでもありません。
「口うるさい人」は、周囲の意見を聞くことができず、常に独裁主義に陥ってしまう、
という点で不幸な人種です。おそらくロクな死に方をしないでしょう。

ただ、それ以上に言いたいことは、強い権力を振り回す人の前で、
黙って沈黙するしかない弱者こそ、もっと虚しく、哀れだ、ということです。
いつからでしょうか。世界の中で「弱者」というのは、保護される対象となりました。
正義とは、もはや、弱者と同義です。
ときとして、「弱者」として生きていれば、「強者」を批判することが許されるようになります。
でも、それは違う、と私は思います。

若いバイヤーから先日、「自分たちの前では、偉そうだった課長が、
部長の前では急にペコペコしだすんです」と聞かされました。
若いバイヤーの前では、偉そうに説教を述べる課長が、
その説教と矛盾することを部長から指摘されて、
「なるほど、なるほど」と頭をたれている情けない姿を見たと言います。

覚えておいたほうが良い、と思うのです。
哀れむべきは、「裸の王様」ではありません。
「裸の王様」に、黙って従うしかなかった、多くの群集です。
彼ら(群集)は、同情の対象ではなく、哀れと憎しみの対象とすら私は思います
(そして、かつての自分も)。

「口うるさい人」は、常に自分の意見を通し、夢を実現させています。
その口うるささに黙って従うだけの人たちは、周囲に飾られた土偶でしかありません。

土偶になるか、ドリーマーになるか。
私たちはどちらを選ぶでしょうか。

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