8-(5) 先端技術調達に特化する<基礎知識>

8-(5) 先端技術調達に特化する<基礎知識>

かつて、アメリカ産の自動車が羨望の的だった時代がある、と歴史は語ります。

同じとき、「メイド・イン・ジャパン」は粗悪品の代表でした。それが、今では高性能・高品質を意味しています。

同じく、「メイド・イン・チャイナ」と聞くと良いイメージはありませんでしたが、昨今は高級ブランドメーカーも中国で縫製を実施し、広州地区に至っては「中国のデトロイト」と呼ばれ世界の自動車会社がひしめいています。

一方、現在アメリカの産業全体を引っ張っているのはIT産業であり先端金融業です。製造業はすっかり影をひそめ、不況にあえいでいます。

しかし、これはアメリカの製造業が技術力を喪失してきたからではありません。アメリカがモノ作りから脱却し始めたことを表しています。モノづくりは、アメリカから日本、日本からアジアに移行しています。

アメリカ資本のメーカーに限らず、本国ではR&D(研究開発)に特化し、生産拠点をアジアに配置する、という流れは日本でも起きています。

そのときバイヤーの仕事は、①アジア圏のバイヤーに業務指導を行う、あるいは①先端技術に特化する、という形になってゆくことが予想されます。

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