8-(7) 上流への介入<基礎知識>

8-(7) 上流への介入<基礎知識>

一つの製造業の活動サイクルを簡単に言ってしまえば、「買う」「作る」「売る」ということになります。これまで、日本の製造業は「作る」「売る」ということに注力してきましたが、P/L(損益計算書)にダイレクトに影響する「買う」ということについては手付かずになっていました。

もちろん、単に安く買うということだけが大切なのではなく、当書籍で書いてきた様々な領域で調達・購買部門は活躍することが可能です。調達・購買部門の秘めた可能性に気づき始めた企業もあり、トップダウンでの改革が断行される例をよく聞きます。売り上げの継続した伸びが期待できない中、「買い」能力の向上で利益を確保しようというわけです。

見聞した例のほとんどがトップダウンであることには心細く感じます。上流への介入を進め、自らの存在意義をアピールせねばならない調達・購買部門は、むしろ保守的になる例が多いようです。

短期的な改善のみを目的とするならばともかく、現場の目覚めを伴わない改革はいつか疲労し、長期的には弊害を残すことが少なくありません。調達・購買部門がむしろ変化を恐れず変わり続け、プロフィットセンターとして上流・経営陣へ提案を行うことが重要です。

イノベーションは自ら起こしましょう。

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