バイヤーの反省 3~材料費高騰への対応

バイヤーの反省 3~材料費高騰への対応

何かここまで原材料費が下がることを誰が予想しただろうか?と言うくらいに、材料費の市況は下がっている。個人的に実感するのは、ガソリンを満タンにしても一万円でかなりおつりをもらえるようになったことだ。それ以外にも、私が目を配っている原材料費は軒並み下がっていると言ってよい。

しかし今年の頭には、迫りくる材料費高騰の市況が、実際の購入に与えるインパクトを恐れていた。材料費高騰のトレンドにどう対処するか?で頭を悩ませ、でも起死回生の一手など無いから、地道に一歩づつの淡々とした対応を繰り返すしかないと思い、実践した。しかし年の半ばには、正直値上げと言うこれまでまったく経験したことが無い事態への対応に疲れ、材料費アップにも慣れてしまった社内の反応にも助けられ、ちょっと投げやりな対応になってしまったことは否めない。大いに反省すべき点である。

そんな中、坂を転がり落ちるよりも激しく、真っ逆さまに景気が悪くなり、時を同じくしていろいろな原材料費の市況も下がっていった。市況下落の影響は、市況上昇のインパクトの購入価格への影響にタイムラグがあったのと同じく、年内には具体化することが無かった。勝負は2009年ということだ。

私は材料費が下がったことを素直に喜ぶことはできない。それは多くのバイヤーにとって、材料市況の上昇局面で何をしたか?が厳しく問われる局面に他ならないからだ。

「材料費が下がっているんだから、資材費も下がるだろう?」

こんな声に2009年は苛まれることになる。でも一回上がってしまった価格はそう簡単には下がらないだろう。そんなときに、どこまで筋にこだわって、ロジックに値上げを合意したのか?が問われる。なんとなく、全体的に上がっているから・・・・・・では、絶対今回の原材料費下落のインパクトを手に入れることはできないだろう。そういう意味では今現時点で結果は出ていないけれども、来年が怖い話だと思っている。

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